短工期工法

1.システム型枠とは?


システム型枠とは、鉄筋コンクリートの躯体を施工する際に使用する型枠を大型化、ユニット化、部材の改良などを行う事によって、作業効率を上げた型枠のことを言います。つまり、一度に仕上がる壁量の増加とそれによる型枠組立て及び解体の手間の減少が可能となり、結果として工事期間の短縮が実現しました。また、この工事期間短縮が労務費のコストダウンにつながったことで、お客様へのご提供価格を下げることができたのです。従来の型枠工法では大量の木材を型枠として使用していましたが、システム型枠では頑丈な型枠を繰り返し使用するため森林保護に貢献します。

2.11階建てビルを鉄筋コンクリート造で建てた場合の比較


一般的には11階建てのホテルを鉄筋コンクリート造で建てる場合、12~13ヶ月かかると言われています。しかし、システム型枠で建てる場合、同じ11階建てのホテルがわずか6ヶ月で完成。この6ヶ月という期間の短縮はホテルやテナントビル、賃貸ビルでは他社に先駆けた開業と6ヶ月分多い収入、また、寮や合宿所などであれば学生の増員など自体の急変にも迅速に対応ができるとメリットは大きくなります。

3.施工の流れ


1

型枠をクレーンにて施工階まで持ち上げます。

2

ゆっくりと設置点まで型枠を降ろします。

3

型枠をクレーンから降ろし、 設置します。足場もついているため、その組立の手間 もあまり必要ありません。

4

床の型枠のために大引梁を設置します。

5

パネルを敷き詰めます。

6

この型枠の上に配筋を施し、コンクリートを流し込みます。

4.システム型枠の特長


システム型枠とは、従来の鉄筋コンクリート建築方法であった型枠工法をより効率的に研究し、改良された全く新しい工法です。この工法では品質はそのままに、従来工法にあった様々な手間を効率的に省くことができるようになったため、従来では施工に10日かかっていたところもわずか4日で行う事ができます。つまり、工期が40%短縮することができる上に、そのことにより工事価格も大変リーズナブルになりました。

型枠が大きいので一度に施工できる壁量が違います。

足場が型枠に備えてあるため、その組立手間が必要ありません。

工期短縮により節減できた経費を工事価格引き下げに還元します。

強度な型枠は何度も利用できるのでゴミも出ず、環境を保護します。

施工実績

タワーパレス・THE Yuuki 新築工事

アクアクロス光の森

ミレージュ月出

ルーテル学院学生寮